ハッピーテイナー

ゆきちゃん

おぼえがきから見る現在

 

「なので、あたしの褒め言葉はちゃんと理由を述べられる裏付けのある褒めだよ!」という安心保証ツイートのつもりだったんだけど、色々と思い出して落ち込んだので書き出しておきます。

 

あたしは昔から学習能力が高めで、1つ気付いたら勝手に10個くらい関連しているものを思いついて全部覚える/考える子供だった。例えば算数であれば、解は1つだけどそこにたどり着く数式はたくさんあるのでその可能性を授業時間内はずっと練りくりまわしているような子だった。(数学になってからは数式の美しさに気付いたので、どれだけ綺麗に整頓された数式が作れるか、にシフトした)

 

その学習能力で、「褒めると褒め返してもらえる」とか「風邪を引くと周りが優しくなる」とかの法則に気付いて、上記ツイートのような方法で親から「褒め」てもらおうとしていた。

なんでそんなに「褒め」られたかったというと、100点をとったら褒めてくれたけど、毎回100点をとっていたらそれが当たり前になって「褒め」られなくなった。とか、難しい曲を弾けるようになったら褒めてくれたけど何回も弾いてたらBGMになって聴いてもらえなくなった。とかの経験からの行動です。多分頑張ったことを認めてもらいたかったんだと思う。

 

後々に親はあたしを「理想の自慢の娘」として他人に自慢をすることで自分のステータスをあげはじめるようになって、あたしは親が嘘をついてるとバレて恥をかかないように「理想の自慢の娘」を頑張っていた。

でも「理想の自慢の娘」でいても特に「褒め」られる(自分に還元がある)訳ではない事に気付いたので、その気付きをきっかけに他人のために頑張るのはやめようと思ったし自分本位の生き方をしちゃおう〜と思って行動している。実はこの前「ゆきがまとも(?)に生きてないせいで実家に行くたびにおじいちゃんから怒られて辛くて最近実家に行けなくて彼氏とずっと一緒にいる」という恨み電話を親からもらって、性格が悪いかもしれないけどちょっと満足した。

ちょっと話は逸れたけど、その結果、自分を褒めるのは自分しかいない状況がかなり長かったので、最近他人から当たり前だと思ってたことを「褒め」てもらえることが増えて正直困惑しているし、特に理由なく褒められてる感覚がするので全く実感がわかない。

ただ、つい最近の「褒め」で印象深いのが「ゆきちゃんは悪いと思ったことをちゃんと言葉にして正直に謝ってエラいね。なかなかできないことだよ」と言われたことで、理由を教えてもらって納得して「褒め」られることができて嬉しくてちょっと泣いた。別に頑張ってソレをしていた訳ではないけど、自分をパターンとかレッテルとかからではなくしっかり個として認識してもらえた上で唯一無二の言葉をもらえたことがすごい嬉しかった。

 

今年の目標の一つは、「褒め」てもらうことが上手になりたいです。

褒め言葉を純粋に「褒め」言葉として認識できるようになりたい。

  

億万笑者

億万笑者

  • provided courtesy of iTunes

 

最近タチの悪い学習の1つとして「この人になら甘えていいかもしれない」「この人にならワガママが言えるかもしれない」という希望的観測があるんだけど、自分に都合のいい期待の仕方をするといいことないのでやめたいです。

そもそも「他人に期待していい事って特にない」という学習はしてるのにちゃんと行動に移して自分の思考に反映できてない事実が凹むし、多分当たり前のソレができないくらい今自分が弱ってるんだと思う。弱みを全て潰してはやく最強になりたい

 

[余談]

ちなみに「風邪を引くと周りが優しくなる」というのも、風邪を引いた時だけ親が心配してすりりんごをすってくれて、それがすごく美味しくて幸せだった記憶からで。親に奴隷宣言された後も風邪を引いたらすりりんご食べさせてくれたのでその時だけ人間扱いされてる気がして嬉しくて何回も仮病したらバレてバチボコに殴られたので確か中3くらいで懲りた。懲りるのが遅い。

今はその経験を元に「嘘をつくと因果応報で怖いことがある」という法則にしたがって「嘘をつかずにできる限り素直に誠実に生きる」を実行しているけど、今のところは悪いことがないのでこれは正しい法則なのかもしれない。

 

ちなみに正しい法則(暫定)は

  • 人のことを褒めると世界にちょっと幸せな言葉が増える
  • 体調を崩した人は適切な栄養と水分を摂って布団で寝てると治る

です。

 

こんな記事を書いておいてなんだけど親の名誉のために言っておくと、別に悪い人じゃないしあたしはどちらかというと愛してもらいながら育った方だと思うんだけど、その「愛し方」があたしに合ってなかっただけの話です。今は行動原理が人間的ですごくかわいい人だと思ってます。現在の自分のことも結構好きなので、こういう風に育つ環境をくれた親にはわりと感謝してます。

おわり